なんとなく生理になる前に体温が低くなっていると感じる方がいらっしゃると思いますが、この体温は妊活にとって基礎となる大切な指針です。
一般的に生理が始まる少し前から低体温となり生理中も体温が低い状態が継続します。
生理が終わってからも1週間程度低温期が続き、それが終了すると急に体温が上昇しここで排卵が起こります。
つまり生理が始まってから2週間くらい低体温が継続し、その後2週間くらい高温期が続くというのが正常な状態です。
一般的に高温期は12日から15日くらいあると理想的といわれています。

だいたい、この低温期2週間と高温期2週間を合わせた期間を1周期と考えています。
この波が少々崩れてもだいたいこの期間にはまっていれば正常なホルモンバランスが保たれており、健康的な排卵が行われていると考えられます。
基礎体温によって、生理が始まる時期や排卵が起こる時期がある程度予測できるのですから、妊活を行う上で基礎体温は非常に重要という事がわかります。

低温期から一気に高温期に変わっていくこと、さらに高温期が2週間継続していることなどが、基礎体温としてとてもいい状態で、低温期と高温期の二相がはっきりしている状態が理想的です。
これから妊活を始める方は、まずこの基礎体温の計測から開始してみると、自分の生理や排卵の状態が正常なのかの把握ができ、積極的に治療を行う必要性などが見えてくるでしょう。